「最近、特殊伐採って聞くけど、どうやって木を伐採する方法なの?」
このようなお悩みを抱えてはいませんか?
この記事では、特殊伐採の方法について通常の伐採と比較しながら丁寧に解説していきます。
「事故やトラブルを避けて安全に木を伐採したい」とお考えの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
特殊伐採とは?~定義と通常伐採との違い~
特殊伐採とは、一般的な伐採や普通の剪定では対応できない「危険性が高い」「機械が入れない」「周囲に配慮が必要」な場所で行う伐採のことです。
例えば、次のような場所で木を伐採するときに特殊伐採を行います。
- クレーンや大型機が入れない狭小地・路地
- 樹木と建物・車両・電線が近接している場所
- 崖・急斜面、足場が不安定な現場
- 文化財や社寺境内など、周辺保全が必要な場所
以下の表は、特殊伐採と通常の伐採の違いについてまとめたものです。
| 項目 | 特殊伐採 | 通常の伐採 |
|---|---|---|
| 作業場所の例 | 住宅密集地、電線近接、狭い道路、急斜面など | 公園や畑、広い庭など |
| 主な作業方法 | ツリークライミング、リギング、クレーン、高所作業車など | チェーンソーによる伐採 |
| 必要な技術・知識 | 高い専門技術と安全管理が必要 | 基本的な伐採技術で対応可能 |
| 安全対策 | 足場や保護具、保険が必須 | 比較的リスクが低く簡易な対策で済む場合が多い |
| 費用の目安 | 高め(機材、人員、手間が増えるため) | 安め(短時間、簡易作業が中心) |
「特殊伐採についてもっと知りたい」方は、以下の記事もおすすめです。
特殊伐採が注目される背景や実際の事例について、画像を使ってわかりやすく解説しています。
関連記事
特殊伐採とは?特殊伐採が必要なケースや費用相場をご紹介
『庭の大きな木が電線にかかっている』『道が狭くて重機が入れない』 ──そんなときに頼れるのが特殊伐採です。 この記事では、特殊伐採とは何か、通常の伐採とどう違うのか、どんな時に特殊伐採が必要かを、実際の事例と画像を交えながら分かりやすく解説します。 特殊伐採について気になる方はもちろん、実際に依頼をご検討中の方はぜひ最後まで読んでみてください。 記事執筆者 特殊伐採ドットコム 編集部 特殊伐採ドットコムは、通常の伐採では対応できない困難な現場に特化した伐採サービスです。狭小地、急傾斜地、住宅密集地における高木・危険木の処理において、クレーンやロープアクセスなどの特殊技術を駆使し、全国で1,00…[続きを読む]
特殊伐採の主要な方法
ここでは、特殊伐採の主要な方法について詳しく解説します。
1.ツリークライミング(リギング)

ツリークライミング(リギング)は、ロープや特殊な器具を使って木に登り、枝や幹を部分的に切り下ろす方法です。
狭い敷地や周囲に建物・車両・電線など障害物がある現場での施工に適しています。
ツリークライミングの特徴とメリット・デメリットは以下の通りです。
- 専門資格を持った経験あるクライマーがロープワークで樹上に入り作業する
- 部分的に枝や幹を細かく切り落として地上へ安全に降ろす(リギング)
- 足場や大型機械が入らない場所で有効
| メリット | ・足場や大型クレーンが不要で柔軟性が高い ・周囲への影響 ・植栽や建物へのダメージを最小化できる ・細部までコントロールして伐採できるため安全性が高い |
|---|---|
| デメリット | ・高度な技術と豊富な経験が必要 ・同規模の伐採でも作業時間が長くなりがちで、費用が高くなる場合もある ・巨大な幹や特定の樹種では適用しづらいことがある |
2.クレーン伐採

クレーン伐採は大型クレーン車を用いて、吊り上げながら樹木を切断・搬出する方法です。
非常に大きな樹木や、周囲に余裕があり機材が搬入可能な場所で向いています。
クレーン伐採の特徴とメリット・デメリットは以下の通りです。
- クレーンで幹や大枝を吊り、安全に地上へ降ろしながら伐採する
- ツリークライミングより短時間で行える
| メリット | ・大木でも短時間で効率的に伐採できる ・吊り上げて安全に降ろすため、地上や近接物へのダメージを抑えやすい ・他の重機と組み合わせて大規模な伐採作業を一気に進められる |
|---|---|
| デメリット | ・クレーンが進入できない場所では作業不可 ・設置費用、運搬費、オペレーター費などでコストが高くなる傾向 ・地面の強度や近隣への振動、交通規制の検討が必要 |
3.高所作業車・ゴンドラを使う方法

高所作業車(バケット車)やゴンドラを使う伐採は、地上から機械で人員をバケットに乗せて高所の枝を切る方法です。
電線作業や中低木の伐採に多く用いられます。
高所作業車・ゴンドラの特徴とメリット・デメリットは以下の通りです。
- バケットに乗った作業員が、チェーンソー等で枝を切断して地上で受け取る
- 移動・高さ調整が容易で比較的短時間に作業を行える
| メリット | ・安全性が高く、作業効率が良い ・電線や建物周辺でも比較的安定して作業が可能 ・足場やロープ作業に比べて、作業者の負担が軽い |
|---|---|
| デメリット | ・高所作業車が入らない狭小地や傾斜地では使用不可 ・非常に大きな幹や深い樹冠には対応できないことがある ・操作範囲やバケットの耐荷重に制限がある |
現場別に特殊伐採の方法をご紹介
特殊伐採は現場ごとに最適な方法が変わります。
ここでは「住宅密集地」「電線・電柱付近」「傾斜地」「神社・寺院」の4つの現場について、現場条件ごとに最適な方法と具体的な対応手順をわかりやすく解説します。あくまでも一例となりますので、現場によって方法は異なる点にはご注意ください。
1.住宅密集地での特殊伐採

道路幅が約2.5mで、隣家の屋根下に樹冠が迫る高さ10〜12mの中高木の事例です。車両搬入が困難だったため、ツリークライミングを主体に上部から分割して切断。
切断部材はロープとリギングで吊り下ろしました。結果、作業時間が半日〜1日程度で、建物や車両に損傷を与えずに完了しました。
2.電線・電柱付近での特殊伐採

市道沿いの街路樹で低圧電線が樹冠に接近しているケースです。事前に電力会社と調整し、立会いのもと絶縁バケット付き高所作業車を使用しました。
必要部分はリギングで制御して降ろしています。結果、電線への接触や停電を発生させずに当日中に作業を完了しました。
3.傾斜地での特殊伐採

足場の悪い傾斜地で、下方に道路や民家がある現場での事例です。
斜面に複数のアンカーを設置し、主ロープと予備ロープのダブルロープで作業者と資材の安全を確保しました。切断した幹や枝はチェーンブロックで速度と向きを制御して降ろし、斜面や下方への落下を防いでいます。
さらにネットや土嚢などで斜面保全を行い、土砂流出や二次被害を抑えて1〜2日で安全に撤去しました。
4.神社・寺院での特殊伐採

境内にある保存価値の高い古木の事例です。管理者と事前に協議し、保存可否を判断したうえで文化財配慮を優先して作業しました。
ツリークライミングとリギングで慎重に分割的に切断して、安全に吊下しています。結果、建物や石造物を保護しつつ安全に施工できました。作業期間は1〜3日です。
特殊伐採の費用相場と見積りの流れ
特殊伐採の費用相場
特殊伐採の費用は現場条件で大きく変わります。以下は、特殊伐採ドットコムで実際に依頼を受けた案件の例です。
- 狭所での小〜中木の伐採:数万円台〜十数万円
- 搬出距離が長い現場での特殊伐採:10万円〜20万円台
- クレーンや各種手配が必要な現場:20万円台〜数十万円
特殊伐採の見積りの流れ
次に、特殊伐採で見積もりを取る時の流れです。以下のステップに沿って見積もりをするとスムーズに進められます。
- 事前情報の整理
高さ・太さ・本数・立地(電線・建物・斜面)・搬出経路を整理します。 - 写真・動画で概算依頼
実際に伐採する木だけでなく、その周囲の環境や搬出経路などの写真や動画を送ると、概算が出しやすくなります。 - 現地調査
業者による現地調査では、具体的な依頼内容を伝えるようにしましょう。
例えば、「どこまで切ってほしいか」「切ってほしくない部分はあるか」を共有しておくと、トラブルを事前に防げます。 - 正式見積書の提示と確認
現地調査を基に内訳のある正式な見積書が出ます。ここで想定外の条件(腐朽、根折れ、搬出困難など)にどう対応するか確認しておくとお安心です。
特殊伐採の方法についてのよくある質問
Q.特殊伐採の方法には何がありますか?
特殊伐採の方法には、ツリークライミング(リギング)やクレーン伐採、高所作業車を使った伐採があります。実際の現場では、安全に木を伐採するために現場ごとに最適な方法で伐採します。
Q.どのような現場で特殊伐採が必要ですか?
周囲に家屋・車・電線がある狭い敷地、傾斜地、公園や道路沿いの大木など、通常の伐採が困難な場所では特殊伐採が必要です。
Q.作業時間はどのくらいかかりますか?
数時間〜1日以上。ツリークライミングは細かく安全作業するため時間がかかる場合が多く、クレーンは比較的短時間で終わることが多いです。
Q.特殊伐採の費用はどれくらいかかりますか?
特殊伐採の費用は作業難易度や搬入経路で変わります。正確に費用を知りたい場合は、現地見積りをすると安心です。特殊伐採ドットコムでは、無料で現地見積もりを行っていますので、お気軽にご相談ください。
Q.見積り依頼時に準備する情報はありますか?
樹木の写真(全景・接近・周辺構造物)、樹種・想定高さ、搬入経路、作業希望日を用意すると見積りしやすいです。
特殊伐採の方法についてのまとめ
特殊伐採では、主に以下の方法で木を伐採します。
- ツリークライミング(リギング)
- クレーン伐採
- 高所作業者・ゴンドラを使った伐採
特に、大きくなりすぎた木や倒れそうな木を放置しておくと、人命や家屋、公共設備などに被害を与える可能性があるため、早めの対処がおすすめです。
特殊伐採ドットコムでは、現地見積もりまで無料で行っています。特殊伐採に関するご相談や無料の現地見積もりは、お気軽にご相談ください。


